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モノが見える仕組みと見え方の変化について、わかりやすく解説!

メガネ

遠くのモノや近くのモノが見えづらいと、日常生活を送るだけでもストレスを感じますよね。また、知らず知らずのうちに疲れもたまってしまいます。目の疲れは、肩こりや頭痛など、他の場所の不調の原因になってしまうことも。それを防ぐためにも、「見えづらいな」と感じたらメガネを作るなど、適切な視力矯正を行いましょう。

そもそも、なぜモノの見え方に変化が起こるのでしょうか?
今回は、目の構造に注目して、モノが見える仕組みと見え方の変化について、わかりやすく説明します。さらに、近視や遠視、乱視、老眼といった症状の特徴もご紹介します。

自分の症状がどれなのかを把握することは、メガネ作りにおいても重要なポイントです。症状に合わせたレンズが選べれば、見えづらいストレスから解放された快適なメガネライフが送れますよ。ぜひ、参考にしてみてください。

目の構造

目はカメラと似た構造です。目の中にある水晶体が、カメラのレンズのように厚みを変えることでピントを合わせます。また、目に入ってきた光が一点に集まる網膜は、カメラフィルムと同じように、モノを映し出します。

目は、光が入ってくることでモノの色や形を認識します。目が悪くなった状態とは、目に入ってきた光が屈折する角度の異常や、ピントを結ぶ位置がズレてしまい、モノが見えづらくなることです。主に生活習慣や遺伝のほか、加齢によってもピントがずれてしまい、見え方が変化すると言われています。

見え方の違い

モノの見え方は、年齢や生活環境によっても変わります。
生まれてすぐの赤ちゃんは、ぼんやりとしかモノが見えず、モノが動いている、という程度の認識しかできません。成長とともに少しずつ視力が上がっていき、小学校へ入るころに目の機能が完成します。
しかし生活環境などが原因でモノが見えづらくなったり、視力が落ちてしまったりすることも。特に最近ではスマホやパソコン、ゲームなどの使用も視力に大きく影響すると言われています。スマホなどをよく使う人は、姿勢が前かがみになり、近距離で画面を見続けてしまいがちです。このような状態が長く続くと、目に疲れがたまり、視力が落ちてしまうのです。
また、40代や50代になると、加齢によって水晶体が固くなります。目の機能を調節する力が弱まってしまい、近くのモノが見えづらい老眼の症状が出てくる人も多いです。加齢が原因のため、今まで視力に問題がなかった人も含めて誰がなってもおかしくありません。

このように、モノの見え方は年齢や生活環境に応じて変化します。大切なのは、なるべく視力を低下させずに維持することです。そのためにも、症状に合わせた適切な視力矯正を行いましょう。一度メガネを作ればそれで終わりではなく、眼科やメガネ販売店での定期的なチェックも大切です。

近視・遠視・乱視・老眼のそれぞれの症状
矯正が必要となる症状でよくあげられるのは、次の4つです。

近視
遠視
乱視
老眼

みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ここからはそれぞれの症状について、簡単にご紹介します。

近視
近視とは、一言でいうと「遠くのモノが見えづらい状態」です。
本来、モノを見るときに目に入った光が水晶体を通して屈折し、ちょうど網膜の部分でピントを合わせます。しかし網膜よりも前にピントがきてしまうと、近くのモノに焦点が合ってしまい、遠くのモノが見えづらくなります。

遠視
遠視とは、「モノを見るのに強い調整が必要となり、目が疲れやすい状態」のです。
近視が網膜より前でピントが合うのに対して、遠視は網膜の後ろでピントが合います。
近くが見えづらく、遠くは見えると思われがちですが、近くでも遠くでも関係なく見えづらいのが特徴です。近くを見るときも遠くを見るときも強いピント調整が必要なため、目に負担がかかりやすくなってしまいます。

乱視
乱視とは、「モノの距離に関係なく、輪郭が二重に見えたりブレたりする状態」です。
角膜や水晶体が歪んでしまうと、一点でピントを合わせるのが難しくなります。
近視や遠視の人の多くは、乱視も伴っていることが多いです。

老眼
老眼とは、「近くのものにピントが合わず、見えづらい状態」です。
水晶体が固く、縮みづらくなってしまうことでピントを調整する力が弱まり、近くのモノが見えづらくなります。老眼はおもに加齢によって進行することがほとんどで、40歳を超えたあたりから症状を自覚する人が増えてきます。
しかし最近は若い人でも長時間のスマホやパソコンの使用によって老眼のような症状が出る、いわゆる「スマホ老眼」も問題になっています。多くは一時的なものですが、目に負担がかかっていることには間違いありません。定期的に休憩をはさむなど、目を休めるよう意識しましょう。

症状に合わせてメガネを選ぼう

一言に「モノが見えづらい」といっても、原因によって症状もさまざまです。大切なのは、しっかりと自分の症状を把握し、それに合わせた視力矯正を行うことです。
メガネを作る場合でも、近視を矯正するには凹レンズ、乱視の矯正には円柱レンズなど、見え方の違いによって選ぶレンズが違います。
当店では専門のスタッフがしっかりと測定し、視力や見え方をチェックさせていただきます。一人ひとりの症状に合わせたレンズをご提案いたしますので、メガネ作りが初めてという方でも安心してお任せください。

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